関羽をかけて対決!! 第10回戦


「や、やったぞ!!ついに当たった!!」
 念願の馬券的中に拳を握りしめ、満面の笑顔で趙雲は喜んでいた。
「………」
「………」
「………」
 曹操、張飛、関羽3人とも全くの無反応だった。
「私の馬券が当たったんだが……」
 3人の態度を不思議に思った趙雲が、おずおずと曹操に声をかける。
「そうみたいね。全く、面白くないわ。折角、全部外れたら罰を与えるって決めたばかりだったのに」
 曹操が不機嫌そうに答えた。
「そうなのだ!!」
 張飛も腕を組んで怒りながら言った。
「いや、だが3Pの可能性も出てきたんだぞ。みんなでプリンを食べたいって先々週に鈴々も言っていたではないか」
「プリンより星が当たらない方が面白かったのだ!!」
 張飛の言葉に趙雲はショックを隠せない。そこへ、
「星、お主がここまで空気を読めない奴だったとは思わなかったぞ」
 関羽が更にトドメを刺す。
「な……、それでは私が当たらない方がよかったと」
「もちろん、そうだろう」
 関羽の言葉に全員が頷く。そして管理人も頷く。
「がーん」
 趙雲は膝と手を地面に着き落ち込んだ。結局、馬券が当たっても当たらなくても落ち込むという状況は変わらない趙雲であった。
「さぁ、今回の馬券を決めるわよ。あなたからでしょ。さっさとつまらないコーナーにでも行って、ちゃちゃっと決めてきなさい」
 曹操がまだ立ち直ることができていない趙雲に催促した。
「……(能書きが長いので以下略)」
 趙雲の能書きが見たい人はここをクリック。
「1番ミッキーパンプキンから馬連で2番シェーンヴァルト、8番ツルマルジャパン、11番フィフスペルトに流す。金額は1−2、1−11が3000円。1−8が1000円だ。牝馬がいない今回のレース。曹操殿はいかがなさるのかな?」
「ふぅ〜。そうなのよね。今回は牝馬がいないのよね……。面白くないわ。とりあえず3枠5番ブレイクランアウトって馬にしておこうかしら。単勝に10000円ね」
「うむ、そうきたか。手堅いとこだな。だが今回も私が当てるぞ!そして勝利は私が頂くぞ!!」
「ふん。1回当たっただけで調子に乗らない方がいいんじゃないの?大きな口叩いていると、また外れた時のショックが大きいだけよ」
「………」
 趙雲には何も言い返すことができなかった。やはり自信がないらしい。



 ということで、関羽をかけた対決第10回戦がやってまいりました。
 まさかまさかの趙雲が的中するという波乱が起こってしまいました。(笑)
 てっきり趙雲は最後まで外し続けてくれるものだと思ってました。
 なので、ぼちぼちと曹操×関羽の話を考えていた矢先に……。
 勝負の方は面白くなってきた……でしょうか?

 第10回戦の朝日杯フューチュリティステークスは12月21日15時25分の発走です。
 次回はついに最終戦!!
 12月28日に行われる有馬記念の馬券対決でお会いしましょう。



 曹操趙雲
前回の結果外れ馬連10.9×5000円
54500円的中
12/20
現在の収支
+72000円+10500円
今回の馬券単勝
5番 ブレイクランアウト
10000円
馬連
1−2  3000円
1−11 3000円
1−8  1000円




最終戦「有馬記念」へ 続く




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