関羽をかけて対決!! 番外編


 やぁ、このサイトでは初登場の馬超だ。
 今週はG1がないので対決を一休みして、番外編をやることになったんだって。
 それであたしがその進行役をやることになったみたいなので、よろしく。

 関羽との一夜をかけて曹操、趙雲、張飛の3人で対決をやってるんだけど、その戦い方がなぜか馬券。
 そんなんで勝負するなんて、あたしは馬鹿げてると思うんだけどね。
 どうやら3人はかなり真剣みたい。
 まぁ、大好きな関羽がかかっているからね。
 あたしの個人的な予想としては張飛が勝ちそうな気がするなぁ。
 なんだかんだで最後はおいしいとこ持っていきそうだからなぁ、あいつは。
 みんなは誰が勝つと思う?

 えー、今回のこの番外編では、勝者に与えられる「関羽との一夜」をどのように過ごしたいかを3人に訊いてくるって企画、だそうだ。
 あたしにやれってことみたいだから、じゃあ行くとしよう。
 まずは、曹操のとこにでも行ってみるか。



「やぁ、曹操」
「あら、馬超。今日は何のようなの?」
「今日は仕事で来たんだよ。質問してこいってちょっち頼まれてね」
「そう。で、その質問って?」
「曹操は対決に勝ったら関羽との一夜はどんな風に過ごすんだ?」
「もちろん、やるわ」
「あはははは、そっかやるのか。やるのか……。なんかその言い方、怖いなぁ。何をやるのかはあえて訊かないでおこう」
「ふふ、関羽とウォッカを飲みながらスリープレスナイトを過ごすのよ」
「おお、自分の当てた馬名とかけてあるのか。なるほど。では、勝つ自信はいかほどに?」
「私以外に誰が勝つというの?」
「さすがにすごい自信だ。ありがとう、曹操。では、次は趙雲の所に行ってみよう」



「やぁ、趙雲」
「おお、馬超。久しぶりだな」
「今日は趙雲に質問にきたんだ。その前に曹操から手紙を預かってきてる」
「ほう、曹操から手紙とは。まさか、ラブレター?」
「さぁ、どうだろう」
「なになに。『趙雲、どうせあなたの馬券は当たらないんだから、もう諦めたら。所詮あなたは当て馬に過ぎないのよ。私は関羽とよろしくやっておくから、あなたは当て馬らしくせいぜい地球でも救っていなさい。曹操』」
「ははは、なんか違うアニメが出てきてるよな」
「うぬぬ、おのれ曹操め!ちょっと馬券が当たっているからいい気になりおって。たかが金髪ドリルの分際で。変身したら頭にドリルが生えるんじゃないのか。ドーリルでルンルンクルルンルン♪とか歌ってドリルに回されておればいいんだ!!」
「10人に1人がパンツァーってやつだな。趙雲、それはドリル違いだぞ。古いし、ちょっとマイナーなアニメだなぁ。まぁまぁ、落ち着いて。ドドーンと馬券を当てて見返してやればいいんだよ」
「もちろんそのつもりだ」
「じゃあ、質問するよ。趙雲は対決に勝ったら関羽とどんな風に一夜を過ごすつもり?」
「うむ、そうだなぁ……メンマについて語り明かす」
「……マジ?」
「もちろん、嘘だ」
「だよな。そんな話誰も聞きたくないと思うし。で、ホントのところはどうしたいの?」
「うむ……」
「な、なんだよ、その視線は。ものすごく嫌な予感がするんだけど」
「いや、ナニをして過ごすのかお主の体に直接教えてやろうかと思ってな」
「いやいやいやいや、遠慮しておくよ。それじゃあ次は張飛のところに行ってみようかなぁ。あはははは、じゃあな、趙雲」



「あっ、馬超なのだー!」
「張飛、久しぶり。相変わらず元気そうだな」
「もっちろんなのだー」
「今日は張飛に訊きたいことがあってきたんだ」
「ん、なんなのだ?」
「今やっている対決に勝ったら関羽とどんな一夜を過ごしたい?」
「うーん、一緒のお布団で寝たいのだ!」
「それって普段からしていることだろう」
「そうなのだ」
「もっと特別にしたいこととか、して欲しいことはないのか?」
「うーんと、特にないのだ。鈴々は一夜だけじゃなくって、ずっとずーっと愛紗と一緒にいたいのだ」
「…………」
「なんなのだ?なんで黙っちゃってるのだ?」
「いやぁ、張飛は言うことがかわいいなぁと思って。まぁ、その前に行った2人が強烈だったから余計にそう思うのかもしれないけど。ってことは張飛は勝負にはあまりこだわってないのか」
「そんなことはないのだ!!曹操や星が勝っちゃうと愛紗を取られちゃうからぜっーーーーーたい嫌なのだ」
「そっかそっか、だから張飛は負けたくないんだな。大好きな関羽が他の誰かに取られたくないってことか」
「そうなのだ!!」
「確かにあの2人が勝つと色んなものを奪われそうだよな」



「では最後に当の本人の関羽に誰と過ごしたいかを訊いてみまーす。で、誰なんだい?」
「えっ、誰って、いきなり訊かれても……。あの、その……えっと」
「はい、以上で終わりでーす。現場から馬超がお伝えしました。次回の対決は11月16日のエリザベス女王杯だ。 ぜひ、最後に誰が勝つのか見届けてみてくれよな」




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